モノトーンミュージアム/鋸山奇譚（仮題）
最果ての街イセリアに一つの御標が下った。
「始まりの地、イセリアの民よ。息災ですか？この町の外には恐るべき災害が訪れようとしています。それを回避するために赤い風見鶏のある家の者を生贄とし、鋸山の祭壇に捧げなさい。さすれば世界に、この町に平和と安寧が続くでしょう」
少女アリアドネは、御標に従い街を救うための生贄に志願する。鋸山の祭壇を目指す彼女を支えるのは友人たちと、たまたま街を訪れた旅人たち。アリアドネの運命は、そして街の平和は。まあ大体こんな感じですね。うん。
PC6人の大所帯で進めた前後編のセッションはなんだか笑いの絶えない珍道中となりました。一言でいうとあれです、ニバサンドさんはずるい。あとLainさんも大概です。
今日はPC1を拝命しました。なんだかH.O.当て書きだってことで17歳の女の子をやりましたよ。
「私PC1！いつも楽しいことを探している17歳！！いつものように目が覚めてみるとなんとびっくり。私が生贄になるんだって！！それは困るけど、御標なら仕方ないよね！最後まで楽しくいきていくよ！！！」
いいですか？PC紹介じゃありませんよ？ハンドアウトですよ？PC紹介で読み上げましたよ、誠心誠意、感情込めて。御標ですから。いいですよ？なんだかんだ言って好きですから？でも、すばるさんとココノさん、ひいたろうなあ。
それでね、そしたら奴らなんて言ったと思います？
「17歳とは書いたけど、女の子とは書いてない」
お前ら騙しやがったな。純真なおっさんの心を弄びやがって。覚えてろよ！月夜の晩ばかりじゃないんだからな！
そんなわけでまあPC1はいつもの感じなので、同卓したいずれも素晴らしい皆さまの紹介を。
PC2、スチーム（18歳、男性）PLニバサンドさん
アリアドネの友だち。職工志望で蒸気機関ヲタクの男の子。発明品のカラクリ人形パンクを常に携えた、正義感の強いナイスガイ。パンクと合体してデンドロビウム形態になってロケットパンチを放ちます。うん、わけがわかりません。でも、生贄となったアリアドネを守るため、街の大人に啖呵を切って、旅に同行してくれるいいやつです。
PC3、エリカ・スワンプ（19歳、女性）PLあやめさん
アリアドネのもうひとりの友だち。街長の娘で魔法の運送業を営む彼女は、箒や絨毯で自由自在に空を飛ぶお姉さんです。ですが聴力に若干難があり、人の言うことや御標をちょいちょい聞き間違います。御標の解釈違いとかいらないから！それ結構危ないから！彼女も街長の娘という立場をものともせずに、アリアドネに付き添ってくれます。ああ、ふたりともいい友達だなあ。あやめさんのRPはフラットだけどちょいちょい面白いことを挟んでくるので侮れないというか、なんかいいんだよなあ、なんというか味がある。
PC4、ノエルさん（20代前半、性別不詳）PLすばるさん
夜咄の国出身のさすらいの旅人。旅の一座に加わっていたこともあるが今は一人で旅をしている。旅の途中でプルメリアを助け、立ち寄ったイセリアで、街人から吊るし上げられるアリアドネを放っておけず、旅に同行してくれる。ああ、この人優しいなあ。美人のスナフキンみたいな印象。
PC5、プルメリアちゃん（3歳、女性）PLココノさん
柔らか橋出身の渡り。旅の途中で暴漢に襲われ水たまりになっていたところをノエルさんに拾われて一緒に旅をすることになった幼女。なんか伏線らしい感じの襲われ方をしていたけど回収されなかった。
ノエルさんと二人でバフとデバフを投げてくれる、頼もしいお二人でした。
PC6、リアナ・ユバル（17歳、女性）PLせんださん/Lainさん
GMの裏番組枠で、鋸山の門番の友人なんだけど…前編と後編で全くの別人です。多分、この人は双子のリス、マリファナ＆ブットビーナに操られているただのどんがらです。ちなみにマリファナとブットビーナは東方の言葉で豊穣と希望という意味だそうです。せんださんがハイライトの消えた眼で言ってました。命名は言わなくてもわかりますよね？ニバサンドです。
あ「空飛ぶ魔女なので、なにか飛びそうな名前ないですか？」
ニ「マリファナ・ブットビーナとかどうでしょう？」
どうでしょう？じゃねーよ！スチーム・パンクとか、マリファナ・ブットビーナとかあんたの言語野はなにがどうなってるんですか！？
こんな愉快な一行で繰り広げた冒険は、とっても楽しい旅でした。
