メタリックガーディアン/宇宙、彷徨うものたち

土曜日に遊んだ、せんださんGMのメタリックガーディアン「宇宙、彷徨うものたち」のご報告。
地球と火星の重力均衡点に位置するL7コロニー。火星開発の拠点として建設されたものの、大戦後は計画の縮小や予算削減によって、現在はギリギリ維持されている宇宙の辺境コロニーである。ここに駐屯するヴォルフ共和国軍の防衛隊は、軍とは名ばかり、周辺宙域の哨戒や監視衛星の保守整備、コロニー内の治安維持(畑の手伝いや迷子のペット探し)に奔走する毎日を送っていた。
今日も今日とて、故障した監視衛星の補修に向かった防衛隊員だが、故障した衛星に残された映像と、当該宙域に残された異物には不審な点があり。
時を同じくして地球から輸送任務で派遣されてきた二人のフォーチュン隊員は、つかの間のバカンスを楽しむつもりだったのに。
こんな感じで始まった物語は、かつて戦友として戦場を駆け抜けた強者達の現在と未来を描く、正史の間の外伝的物語でありました。
PC1、ミチカ・トウゲツ(18才、女性、しゃちさん)
8年前に地球から転生してきたベテランパイロット。生き残るため、周囲の人を守るために愛機セインアコスを駆る彼女ですが、その力を振るうための代償は大きく、戦争が終わった今は、辺境のL7で半ば隠遁生活を送っています。苛烈な戦いを知るからこそ、L7のぬるーい毎日を慈しむ彼女です。
PC2、ノリコ・ボーナム(よっぴー、よっぴー、よっぴー)
高校在学中に学校の前で「ヴォルフ軍に入ろう」というビラを配っていた軍人さんに誘われて入隊した新人伍長です。配属面接で「希望はあるか?」と聞かれたので「カバリエに乗りたいです!」と答えたら、L7に配属されました。なんか毎日退屈だし、軍人ってより街のお巡りさんみたいな仕事しかないし、隊長、こんなんであたしたちいいんですか?という無邪気な17才は、初めての実戦で「戦争では人が死ぬ。自分が殺す」ことを実感します。ぬるーい平和の価値を思い知った17才です。
ああ、そうそう、機体名はNeue Theoryin(ノイエ・シオリン)、ベースカラーは黄色です。
PC3、キールクラリス(33才、妻、シノノメさん)
大戦の英雄。ミチカの元同僚。今作のキーNPCであるイゾルデとは戦友にしてライバル。前回かその前ぐらいのお話で、サイコ・ディザスターを暴走させて、ジョニーに助けられたヒロインです。ミステリアス(自称)でタバコが似合うダーリンラブな33才でした。乗機はレッドフレイム。
PC4、キール・ジョニー(29才、夫、Lainさん)
妻であるクラリスを影にひなたにサポートするイケメンさん。愛するクラリスの一大事ともなれば、たとえ銃火の飛び交う戦場であっても、レッドフレームに機体を横付けして、ハッチ解放して賦活剤を届ける愛妻家です。クラリスばかりかノリコまで、随所でお世話になった名サポーターでした。婦唱夫随、といったところでしょうかねー。前回のサイコ・ディザスター事件でなにがあったのか、わたし、気になります。乗機はブルーフレイム。
今回のシナリオは、みんなが持ってる基本ルルブの範囲で遊べるように配慮された、かつ、公式年表の大きな歴史の中でPCたちの活躍が活きる、楽しい作品でした。
せんださん、みなさん、ありがとうございました。