スチームパンカーズ/異世界からの来訪者 第1話

今日はLainさんGMのスチームパンカーズキャンペーン「異世界からの来訪者」第1話を遊んできました。
1933年蒸気都市ロンドン。王立研究府蒸気研究所(以下RSRI/Royal Steam Reserch Instituteって感じかな)ではある極秘の研究が進められていた。人倫に悖るため禁忌とされている研究。その研究に新たな成果が積み重ねられたとき、物語は動き出す。
まだまだ謎ばかりの第1話、PCの目的も気持ちもまとまっていませんが、これは面白い予感。
そんな謎と陰謀に立ち向かう4人のパンカーズはこいつらだ!
PC1、ジェフリー・テイラー(28才男性、よっぴー)
RSRIに務める研究者。大学在学中に蒸気大戦に従軍するも戦後復学し、超小型クロックエンジンの研究者としてRSRIで実績を積むエリートです。ですが、自分の研究の成果と結果を目の当たりにするにつれ次第に精神は摩耗し、疑問はどんどん大きくなります。「ぼくの研究は正しいことなのだろうか」
そして訪れる崩壊の序曲。研究の成果を携え研究所を脱走した彼はこの後、技術と倫理、人と機械の相克をどのように見極めていくのでしょうか。
PC2、レギー・スミス(30才男性、あやめさん)
サザーク地区で開業する蒸気技師。ジェフリーが持ち出した「マーカス」を見た第一声が「素晴らしい!これはどんな原理で動いているんだ!?」だったマッドエンジニア。マーカスを見る視線は常にエンジニアリングのそれであり、活劇フェイズの戦闘でも第一に考えるのは敵メカの部品の保全と回収。第1話を通じて一貫したブレない姿勢は清々しいと言っても過言ではありません。
PC3、リ・セイボク(35才男性、コンドーさん)
謎の中国人。上海公司に所属し、バラ・マーケットに「パーツからフードまで」なんでも扱うコンビニエンスな店を構える商人ですが、その目的は謎に包まれています。RSRIの活動に興味を持ち、夜陰に紛れて侵入を試みるかと思えば、イングリットとの司法取引に応じ、捜査に協力する。彼はこの後、何を目的に、どう暗躍するのでしょう。
PC4、イングリット・ルイーズ・エレオノーラ(26才女性、せんださん)
軍諜報部、通称暗殺部隊の隊長。女性の地位が向上したとはいえまだまだ珍しい女性士官です。法と規則と軍務に忠実で、現実的な彼女は、かつて相棒であったジェフリーと久々の邂逅を果たしますが、マーカスの扱いを巡って対立することになります。それは二人の関係を解消するに至った見解の相違が時を経て再燃したようです。
物語はまだ始まったばかり。人の意識の在処とか、人と機械を別つ境界とか、そういうところに踏み込めたら楽しいなーと思うSF者です。あと、PC間のギスギスしたやり取りも、この面子なら安心して楽しめるので、落とし所を探しながら遊んでいきたいです。みなさん、次回もよろしくお願いしますね。

スチームパンカーズ/猛禽達の宴 第一話

土曜日はせんださんGMの蒸気活劇RPGスチームパンカーズ「猛禽達の宴」に参加してきました。
GM持ち回りキャンペーン企画の第一回だよ。
ロンドンのとある蒸気技術研究機関で開発された新型クロックエンジン「ペンドラゴン」
その完成を阻み、ペンドラゴンの秘密を奪取せんとする悪漢を追って、ロンドンの街を縦横無尽に暴れてきました。
今回集ったスチームパンカーズは次の面々。
シスター・テレジア(外見15才、女性)
ドイツ出身の強化人間。全身の筋肉を遅筋(赤筋)に置き換えられたため、15才で成長がストップしているそうです。WWⅠへの従軍を経てロンドンに渡ってきた彼女は信仰に救いを求め、教会に身を寄せます。酒と煙草に身を浸し、神との対話を欠かさないテレジアは、今日もバケツを手放せません。
ルシェル・ウィリンガム(16才、男性)
名門ウィリンガム家の一人息子。不可解な事故で両親をなくし、若くして爵位を継ぐことになったルシェルは、その背後に蒸気事件が隠されていたと知り、真相を求めて蒸気事件に関わることになるのでした。
桜城貴(26才、男性)
極東の島国からやってきたサムライガイ。旅に出た恩師についていくための実力を求めて渡英するも、なんでかしらないが文無しになり、スラム街で浮浪者として暮らす毎日に。用心棒として活計をたてるうちに、テレジアと知り合い、任務をともにするようになったらしいです。
ジーヴス(47才、男性)
元機関工。作業中の事故で左手の指を失い、機関工としてやっていけなくなった彼は、ウィリンガム家の先代当主に拾われ使用人として務めることになります。時は流れ、あの小さく可愛らしかったルシェル坊ちゃんが、若くしてお家を継ぐことになり。ジーヴスはこの身に変えても坊っちゃんをお守りいたしますぞ。ええ、お任せください。ダイスはたくさん用意しました。これだけあれば成功数は約束されたも同然でございますよ。
……えー、今回のビックリドッキリメカは、ドイツが誇る遠隔自走地雷ゴリアテTypeS!そしてクライマックスは、ロンドンの中心に突如現れた採石場!数々の伏線と次回への引きも十分で、キャンペーンは賑々しく幕を開けたのでありました。次はぼくの当番回だよ!

スチームパンカーズ/Parallel Line

そして日曜日はせんださんGMのスチームパンカーズ「Parallel Line」です。
ロンドンの街を襲う貴族連続失踪事件。事件を追う捜査官はテムズに浮かび、残された証拠からはマグナイト反応が。先輩捜査官の無念を晴らすため/女王陛下の命により/レディ・Sの依頼を受け、4人の怪傑たちが英国転覆を企む悪の野望を勇敢に挫いてきたよ!
ベアトリクス・エインズワース(見かけ18才・女性)
名門エインズワース家の令嬢()にして、全身をスチームウェアで覆うWW1の帰還兵。間違ったことは書いてない。ハートは熱いが見かけはクールなクールビューティー
アナスタシア・ニコラヴィナ(18才、女性)
亡命ロシア人の娘。なぜか警察の道を志し、9課に配属された新人捜査官。人種差別や偏見に絶えながら、亡き先輩の遺志を継ぎ、事件解決に奔走する声がでかい人。うるさい。
メアリー・ステュアート(17才、女性)
お屋敷の倉庫にしまってあったエッジモービルにまつわる不幸な誤解がもとで、実家を放逐された貴族令嬢。今はロンドンの下町で蒸気技師として逞しく暮らしているよ。今回開発したアーマードリム、ヘラクレス3号は出力、装甲、武装ともに2号を大きく凌駕する傑作機だよ。見て見てー、ロンドンの平和はこれで万全、明日も安心だね!こっちもうるさい。
ティモシー・ロイド(18才、男性)
どことはいわないどこかの家の倉庫から調達したエッジモービルを駆りロンドンの街を駆け巡るスーパー配達人。明るい性格とライトなフットワークで下町のおばちゃんから貴族のサロンにまでするっと溶け込める快男児ベアトリクスとは旧知の仲だけど、しばらく見ないうちにだいぶ性格が変わった彼女を心配している。
今日はいけないところは爆発しなかったし、街に迷惑もかけていないので、とってもいい感じに正義が守れたよ!ヘラクレス4号は装甲を削って武装を強化しようと思いました。早速改造だ!
昨日のしんどみとはうって変わって、ポンコツありスチャラカありの爆笑セッションでした。せんださん、みんな、ありがとう!

ダブルクロス3rd/ひみつきち

土曜日はわたさんのダブルクロス3rd「ひみつきち」に参加しました。
オーヴァード絡みの連続殺人事件の解決のために街に集った5人のUGNチルドレン。偶然にも互いに知り合いだった彼らは、その現場に足を踏み入れ、10年前の出来ごとと、ある約束を思い出す。大切な友だち、あの日の約束。10年の歳月はぼくらを変えたのか、あるいは変わらなかったものはなにか。
みたいな感じですかねー。現在から過去を振り返りまた現在に戻る、ということで、すださんのMemorial Story(ビギニングアイドル)を思い出したりしましたが、当然ながら別のGMの別の物語、テイストや読後(?)感も大きく異なります。辛い物語だったよねー。うん、「しんどい」ってやつ?
お寺の息子でやんちゃ坊主、仏様のお供えの大福をちょろまかしてはお父さんにどやされている、わんぱく少年久須詰空己(くすずみ・くこ)くん、通称ちゅんちゃん。おとなしくて引っ込み思案、だけど仲間思いでちゅんちゃん大好きっ子の早乙女ユウくん(ユーゴ)。外交官のお父さんを持つお嬢様で冷静沈着、でもみんなでお揃いの髪留めをつけたらいいよね!と機転を利かせる一つ年上のお姉さん、野須シェリダンちゃん(シェリー)。親に捨てられた施設の子、子供同士だと明るく元気なのに大人の前では萎縮してしおしおとおとなしくなってしまう、電撃ビリビリ柴崎迅くん(じんぱち)。そして、普通の家で普通に育った、同い年の男子はちょっとおバカだなーと思っている、真面目な女の子灰原鈴音(のすけ・ぼくのPCです)。5人はある日見つけたひみつきちで、大切な友だちと泣いて笑って喧嘩して。
そっから先はなにを書いてもネタバレしちゃうので、気になる人は、あとはみなさんで体験してみてください。
いやー、それにしてもイフリートの腕をあんなふうに使うとは。脱帽です。
そして卓後のごはんも大変美味しゅうございました。わたさん、みなさん、ありがとうございました。またよろしくね。

グランクレスト/はぐれものスラップスティック

そして続く日曜日はニバサンドさんGMのグランクレスト「はぐれものスラップスティック」を遊びました。
国を追われたロード。主を失ったメイジ。友に裏切られたアーティスト。3人がたどり着いた廃村にはちょっとポンコツな神様がいて。神様を助け、助けられながら、3人は時に対立し、やがて解り合い、いつしか大きく成長を遂げます。
とても充実したセッションでしたよ。いやマジほんと。全8話のキャンペーン(3時間)を駆け抜けたあいだ、いろんなことがあったよね。アグネスはアルベルトの寝首をかこうとして失敗したり、ドリューは二人の対立を仲裁するのにうんざりして村を出ていこうとしたり、アルベルトは不作にあえぐ村人を思いやる気持ちを得て、アグネスの気持ちを解いたり。
最終話のクライマックスでアルベルトが叫んだ言葉「復讐はなにも生み出しはしない!」にはアグネスも落涙の一コマだったよね。
そんなドラマを駆け抜けた仲間はね。
PC1、アルベルト・グロスタール
暴君。とある領国を治めるロードだった彼は、重税と暴政のはてに村人の反乱を招き国を追われることになります。「俺は悪くない」そう嘯く彼がたどり着いた廃村には一人の力なき神様がいて。神様と意気投合したアルベルトは村の再興を志します。
PC2、ドリュー・カーライル
稀代の大魔法使いカーライルの名を継いだドリューは魔法学院に入学しますが、実技の腕はからっきし。初級魔法すらものにできない彼ですが、座学と筋トレでは右に出るものがおらず。ついにカーライルから絶縁を言い渡され(主を失う)たドリューがたどり着いたのはとある廃村。そこには国を追われたロードと無力な神様がいて、村の再興に励んでいたのです。
PC3,アグネス・ハーディング
戦場の英雄の子として生まれたアグネスは、しかし生まれ育った村で両親を失います。村を治めるロードは重税と暴政のはてに村人の反乱を招き、その巻き添えで家を焼かれ両親を失ったのです。一人蛇紋使いの修業を重ね、力を得た彼女ですが、教会の刺客に襲われ瀕死の重傷を負い…。友の裏切り(誤解)に身も心もずたずたにされた彼女が命からがら流れ着いたある村で待っていたのは、故郷の村を追われたロード・アルベルトその人で…。
ダイスの神は実に残酷です。軽い気持ちで振ったライフパスのd66が、こんな残酷なドラマを生み出そうとだれが想像し得たでしょう(棒)
オープニングとクライマックスだけでこんなに笑える^H^H^H充実したセッションになるとは。「真打ちは遅れて登場」とはまさにこのことですね。みんなありがとう。

スチームパンカーズ/Invention is an explosion

日曜日はLainさんGMの蒸気活劇RPGスチームパンカーズ「Invention is an explosion」を遊びました。
ロンドン中の発明家を集めて大々的に開催される「ロンドン大発明展」を巡るドタバタを、むしろ積極的に引っ掻き回しつつ、蒸気都市ロンドンの平和を乱す悪漢をズバッと退治してきましたよ。
PC1、アルベルト・グロスタール(28才男性)
新興貴族の嫡男である彼は、WWⅠで財を成した元武器商人の父親が金で買った爵位を厭いながらも、貴族としての義務、ノブレス・オブリージュを果さんとします。そんな彼は、旧知の間柄である名門貴族のボンボン息子ドリュー・カーライルの不思議な行動に気づき、その後を追います。
時を同じくして、自家が協賛する大発明展に、腹違いの妹アグネスが発明品を出店すると聞いた彼は、市民への迷惑を最小限にするべく、根回しを開始するのですが…。
PC2、アグネス・ハーディング(17才女性)
グロスタール男爵のお手つきで生まれた私生児であるアグネスは、早くに母をなくし、一人で強くたくましく暮らしてきました。アルベルト兄さまはなにくれと援助の手を差し伸べてくれようとするけれど、いいえ、わたしは一人で大丈夫。発明家として立派に大成してみせます。だから兄さまはご自分のなすべきことを存分になさってください。
今日も発明に精を出すアグネスのアパートは爆発と黒煙と振動に屋台骨を揺すぶられます。ついたあだ名は”Earthquake”。でも大丈夫、今度の発明品は完璧です。ほらご覧になって?こうしてこうして引き金を引くと、先端から予定どおりに怪光線が……。
ポンコツ発明家の妹と苦労人の兄の大活躍で、ロンドンの平和は今日も守られましたよ。どっちが誰か、わかるかな?わかるよね?

ダブルクロス3rd/Violent Emotion ver.Sd

7月に3回連載で、すださんGMダブルクロス the 3rd「Violent Emotion ver.Sd」に参加しました。
以下ネタバレ回避のためにスポイラーをはさみます。重大なネタバレはないはずだけど、一応注意してくださいね。