PL考

今年になってから4つのTRPGのコンベンションに参加してきました。システムは様々でどの卓でもGMや同卓のPLに助けられながら遊んできたわけですが、長いブランクを経たエセ新米なりにPLとしてなにを気をつけたらいいかが、ちょっと見えてきた気がします。なので、今日はそこいらへんをまとめて書いてみようと思います。これを読んだベテランの人は間違っているところや直したほうがいいところなど、突っ込んでくれるとありがたいです。

まず印象的だなと思ったのは、次の二点です。

  • コンベンションなのでプレロールドキャラの使用が前提となる。つまり職業(クラス)や保有技能、関係するキャラ(NPC)などが最初から提示されている。
  • 最近のシステム(あるいはマスタリングスタイル)では、PC個別のオープニングシーンがある。

D&DやSW(無印)ダンジョンハックを中心に遊んできたロートルPLとしては、ここが一番戸惑ったところでした。何しろ初手から「ロールプレイ」を要求される、いいロールプレイに対する他PLからの投げ銭的なルールが用意されているシステムまであるというのが新鮮かつ戸惑うところでした。

GMや他のPLに話を振られても、戸惑うばかりで瞬発的に返答を返せない、自分のPCがどんな個性を持っているのか自分でも判然としない、そんな中でロールプレイをするのはなかなかしんどいものでした。

それでも、四苦八苦、試行錯誤しながらなんとかセリフをひねり出し、おひねりや励ましのお言葉をいただいた中で、なんだかわかってきた感じがするのは以下のようなことです。

  • ハンドアウトに書かれたPCの来歴を、より具体的に掘り下げること。「ある事故で」と書かれていたら事故の内容や時期などを自分勝手でいいので設定してみる。また、それに対する今のPCの気持ちや振る舞いを決めておくこと。
  • PCの関係者(NPC)との関係を具体的にすること。シナリオ開始前にGMに質問するなどしてもいいから、NPCとどこで出会ったのか、なにがあって今の関係になっているのか、NPCに対してPCは今どういう感情を持っているのか、などをある程度明確にしておくこと。
  • 個別オープニングを用意して貰える場合は、そこでNPCとの会話でPCの来歴や気持ちを、説明的でもいいから開陳すること。そうするとGMや他のPCが絡んでくれやすくなる。
  • ほかのPLに突っ込んで欲しいPCの癖や嗜好を作ること。アイスが大好き、でも、犬を買っていて偏愛しているでも何でもいいので、ツッコミどころを作っておくと。

以上のようなことを、プレイ前に考えておけると、GMや他PLとのやりとりの中で、自分がどうしたらいいか困らず、このPCのだったらこういう反応をするだろうな、とか、ここでPCはこう行動するだろう、といったことが多少なりともスムーズに湧いて出るのではないかな、と思うのです。