カオスフレアSC/ブルー・インパクト

そして3連休最終日はニバサンドGMのカオスフレアSC「ブルー・インパクト」です。
お話はシリアスなんだけどサメだよ、サメ!オリジンの南、多島海アーキペラゴ)に浮かぶ小さな島。それぞれの事情で島に集ったカオスフレアたちがサメの脅威に立ち向かう!島の巫女マリアナに隠された秘密とは、多島海を荒らすサメの正体は、逃亡した狂気のマッドサイエンティスト、Dr.スペルバーグは今いずこ!
カオスフレアはいいRPにPLやGMがフレアと呼ばれるカードを投げて(要するにいいね)、それがそのまま判定の達成値を上げるリソースになるシステムです。なのでRPが捗ること捗ること。これとても楽しいシステムです。フレアのためならモブの三下RPも辞さない覚悟。
今回島に集ったカオスフレアは以下の面々。
PC1、谷見原桃星(やみはらセピア)、24歳女性(イサコさん)
特撮オタクでメンタルの弱い社畜系OLだった彼女は転生者としてオリジンにやってきます。なれない生活環境に溶け込めず、日本にいたときと同様、おどおどと俯き始終なにかを謝ってばかりいる、自分に全く自信の持てない彼女です。しかし島の巫女マリアナはそんなセピアに懐き、慕い、セピアを元気づけようとします。そして訪れる危機。しかしセピアはその危機に正面から立ち向かうことができません。怯え、迷い、逡巡し。しかしセピアはいつまでも弱いばかりではないのです。危機に立ち向かい、そしてマリアナを守るため、次第に顔を上げ、胸を張り、カオスフレアとして成長していきます。
イサコさん、すごかったです。クライマックスに向かって徐々に成長していくセピアを上から煽るのが超楽しかったです。
PC2、ミリア・ギュネー、17歳女性(よっぴー)
テオスのオリジン総督アネール・ギュネーの実の娘にして、17歳で艦隊司令を任じられた天才少女は、その才能と実力に臆することなく、ややもすれば傲慢に振る舞います。無許可無届けの違法な研究を繰り返した挙げ句逃亡したDr.スペルバーグを追って多島海を訪れたミリアは、セピアと出会いますが、うじうじしたセピアに苛立ちを隠せません。あたしああいう人、大っ嫌い。カオスフレアとしての自覚を持ち、できることをやる。自分の足で大地に立ち、務めを果たし、己が守るべきものを自らが守る。天才のプライドは計り知れないのです。気持ちの弱いセピアを終始挑発するスタイルでやらせてもらいましたが、イサコさんの受け力に助けられ、気持ちのいいエンディングが迎えられました。個別エンディングでは年齢相応の幼さを少し演出させてもらいました。「世界は驚異に満ちています。だってわたし、まだ17歳なんですもの」
PC3、ルイン&グリムハート、年齢不詳女性、ぼくっ娘(レインさん)
金髪青眼のちびっ娘と群体怪獣のコンビ。魔王オルディアへのお土産のペナントと美味しいごはんにしか興味のないルインは、マリアナに興味を示すグリムハートに引きずられるように事態にあたりますが、基本的には完全な自由人。重要NPCのレニーをサメ漁の餌にしたり、すべてを可食/不可食で判断したり。これでシナリオにはちゃんと参加するのだから、大した人です。あれはなかなか真似できません。
PC4、スリーサウザンド・ワイズマン、24歳男性(Mr.fumble)
ネフィリム者からやってきたヒューマノイドにして特命専務、そして戦務。愛と平和の企業戦士。やることがいちいち小粋で格好よくてしかも面白い。多彩な小道具とBGMまで導入して卓のフレアを一気にかっさらっていきました。なにこれずるいwww
しかも情報収集フェイズではRPをしながら役割分担をテキパキと決めて、シナリオを前にすすめる親切仕様。神のようなラージナンバーでした。
ファンブルさんとは発同卓でしたが、すげーものを見せてもらいました。
そしてニバサンドさんのGMはいつもながらPLを自由に遊ばせながら、どんな球でも倍の速度で打ち返すアパッチ野球団のような名演でした。可憐なマリアナからDr.スペルバーグまで多彩なNPCが卓を彩る爆笑セッションでした。ああ、シリアスでしたよ?そこは本当。
今日もみなさん、ありがとうございました。