天羅万象・零/決戦前夜!

こんにちは。新型コロナ流行の影響でめでたくオンセデビューしました、よっぴーです。オフでも軽率、オンでも軽率。
これも様々なのオンセツールを開発してくれた有志のみなさんと、急な予定変更を粛々と受け入れ、オンセで立卓してくれたGM、PL諸氏のおかげです。
そんなわけで、土曜日はs4goさんの天羅万象・零「決戦前夜!」で遊んできました。
時は戦国、戦乱の時代。
須田の国と牟洲の国の戦いは決着の時を迎えようとしていた。城に立てこもる牟洲一千弱に対し、それを包囲する須田は十五万の大兵力。
領主である醍醐景光は敵刃に倒れ、遺された沙弥姫が指揮を執る最後の決戦は、ついに明朝に迫っていた。
一五倍の戦力差の前に須田勢の命運はまさに風前の灯。誰もが思ったそのとき、事態は意外な方向に転がり始める。
そんな感じで、須田の領主の忘れ形見、沙弥姫をめぐる物語に身を投じてきましたよ。
PC1、百花丸またの名を鳴(めい)(19歳男性・イカさん)
シノビ。敵国牟洲の間諜として女官・鳴に変装し、沙弥姫の側仕えを務めつつ須田の内情を牟洲にリークしていた彼ですが、その任務もついに終了。
あとは城を脱出し帰還するのみ。しかしその脳裏には沙弥姫の姿が。
「このまま俺が城を脱してしまえば姫の命は…」
「いやいや、牟洲の間諜たるこの俺が敵国の姫の行く末を案じるなど…」
「これってもしかして…(とぅんく)」
などという葛藤があったかなかったかは知る由もありませんが、シニカルながら姫を想う敵国の間諜という役どころをイカさんのRPで盛り上げてくれました。
PC2、露木鉄山(つゆき・てつざん)(23歳男性・よっぴー)
サムライ。幼少の砌より須田の殿様から可愛がられて育った武将です。その殿が眼前で敵刃に倒れ、なすすべもなかった。拙者に遺された使命は敵将色部室綱を討ち取り、殿の汚名を雪ぐのみ。そう考えた彼に沙弥姫から頼み事が持ちかけられます。
「この城はもうお終いです。負傷者、非戦闘員を連れ夜陰に乗じて城を出てください。後のことは私に任せて。民草の命、頼みましたよ」
いくら姫自身の頼みとはいえ、殿の忘れ形見、お家再興の要石を失うわけにはいきません。色部への復讐を果たすためにも、ここは一旦姫を連れて城を落ち延び、再起を図るのが最善の道。
「承知しました。しかし、沙弥姫、あなたにも同行していただく。殿亡き今、牟洲の再興は姫のご無事にかかっております。よろしいですな」
今日は亡き殿と忘れ形見の姫に忠義を尽くす、ちょっとおつむの鈍い忠犬侍プレイで楽しんできました。
PC3、芥(あくた)(18歳男性・鋼祐さん)
機人。牟洲の敗戦はもはや確実。こんなところでもたもたしていたらオイラもおしまいだ。もとより十把一絡げで徴用された下っ端兵士には、国の滅亡に付き合う義務も義理もない。とっとと逃げ出してこんな国とはおさらばしちまおう。
そんな矢先に牟洲の軍師、桐斗萬元から胡乱な話を持ちかけられた。
「沙弥姫を敵将色部への手土産にすれば、きっと命を救ってくれますよ」
臭う、臭うぞ。怪しい臭いがプンプンする。しかも脱出路の穴掘り途中で敵の間諜と思しきシノビを一人殺っちまった。こいつはまずいことになりそうだ。まずは沙弥姫とやらにお近づきにならないといけねえ。
チキンでヘタれな雑兵ロールでお話をコロコロと転がしてくれつつ、力なき者の戦場での処し方を見せてくれました。最後は鉄山の口車に乗せられて、両目を$$こんな風にして奮戦してくれました。軍師就任おめでとうございます。
そんなわけで、「天羅はね、PLが勝手に話を盛っていくのを見てるだけだから楽なんですよ」といいながら、共闘も対立もできるすてきな舞台とハンドアウトを用意して、みんながやりたい方向にお話を進めてくれたGMに感謝を。
オンセも楽しいですね。ダイスをたくさん振るのも一瞬だし。(^^)